エンタテインメント事業

TIM BOWNESS

TIM BOWNESS

ティム・ボウネスは1963年11月29日にイングランドの北西に位置するチェシャー州ウォリントン市で生まれた。現在ではソロ・アーティストとして熱心なファンを持つ彼だが、それ以前からスティーヴン・ウィルソンとのデュオ・ユニットであるノー・マンとしての活動でも広く知られている。ノー・マンは1986年にスティーヴン・ウィルソンが“No Man Is An Island(Except For The Isle Of Man)〈ノー・マン・イズ・アン・アイランド(エクセプト・フォー・ジ・アイル・オブ・マン)〉”という名義でソロ作品の制作を始めたことに端を発する。やがて1987年にティム・ボウネスが参加し、またヴァイオリニストのベン・コールマンとギタリストのステュアート・ブラグデンを加えた4人編成となり、1989年にファースト・シングル「The Girl From Missouri」をリリースするものの商業的には振るわなかった。しかしステュアート・ブラグデンが脱退した後、1990年にノー・マンと短くしたバンド名でリリースしたシングル「Colours」がメロディー・メイカー誌他で取り上げられて注目を浴び、その後1992年にミニ・アルバム『Lovesighs – An Entertainment』をリリース、またその10月には元ジャパンのメンバーであるミック・カーン(ベース)、スティーヴ・ジャンセン(ドラムス)、そしてリチャード・バルビエリ(キーボード)を加えた6人編成で国内ツアーを行った。1993年には初のフル・アルバム『Loveblows & Lovecries - A Confession』をリリースし、その際にクリス・メイトランドが参加している。1994年にはセカンド・アルバム『Flowermouth』をリリースするが、制作中にベン・コールマンが脱退、以後デュオとして現在も活動を続け、前述のアルバムを含めて現在までに7枚のスタジオ・アルバムと2枚のライヴ・アルバムをリリースしている。また、ティム・ボウネスは多くのバンドやアーティストとのコラボレーションを行ってきており、1994年にリチャード・バルビエリとアルバム『Flame』、また2009年ジュディー・ダイブルとアルバム『Talking With Strangers』を共作している他、ピーター・チルヴァースとのデュオ作品、マーカス・ロイターのユニットであるツェントロツォーンやイタリアのキーボーディストのステファノ・パヌンツィのバンドであるフィエリ他多くの作品に参加している。ソロ・アーティストとしては2004年の『My Hotel Year』の後、時を措いて2014年に『Abandoned Dancehall Dreams』、2015年に『Stupid Things That Mean The World』、2017年に『Lost In The Ghost Light』とその未収録曲やライヴ録音集の『Songs From The Ghost Light』、2019年に『Flowers At The Scene』、2020年に『Late Night Laments』、2022年に『Butterfly Mind』、2024年には『Powder Dry』をリリースしている。なおボウネスは2001年にBurning Shed<バーニング・シェッド>というオンライン通販ショップを前述のピーター・チルヴァース、また同じくミュージシャンのピート・モーガンと共に共同創設者として開設し、元はスティーヴン・ウィルソンのベース・コミュニオンやヒュー・ホッパー、またロジャー・イーノ等の作品を中心にしていたが、現在ではスナッパー・ミュージック傘下のピースヴィルやKスコープ・レーベルの作品の他幅広い作品を販売するビジネスマンでもある。
IACでは2022年作の『Butterfly Mind』、2024年作『Powder Dry』をリリース。

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