エンタテインメント事業
STICK MEN
トニー・レヴィンとパット・マステロットという現在のキング・クリムゾンのリズムの中核を担う二人に、タッチ・ギターの名手であり2010年代にThe Crimson ProjeKCt〈ザ・クリムゾン・プロジェクト〉に参加したマーカス・ロイターを加えた3人編成のスティック・メンは、2007年にトニー・レヴィンがチャップマン・スティックで制作したソロ作『Stick Man〈スティック・マン〉』というアルバムから発展したバンドであり、初めはレヴィンの他にもう一人のチャップマン・スティック奏者であるマイケル・バーニアー〈ベルニエとも表記される〉が在籍したが、彼は2010年のファースト・アルバム『Soup〈スープ〉』をリリースした後に脱退。その後マーカス・ロイターが加わり、現在に至るまで精力的に活動している。ツアーにはゲストが加わることがしばしばあり、元クリムゾンのデヴィッド・クロスや現在もクリムゾンで活動するメル・コリンズを迎えての東京公演はそれぞれライヴ盤『Midori: Live In Tokyo〈ライヴ・イン・トーキョー 2015〉』、『Roppongi - Live In Tokyo 2017〈六本木―ライヴ・イン・トーキョー 2017〉』としてリリースされている。
ミレニアム・キング・クリムゾンのサウンド・コンセプトであるヌーヴォー・メタルを継承するかの如く、ヘヴィでアグレッシヴなインプロヴァイゼイションを繰り広げる彼らは、最新アルバム「プログ・ノワール」ではヴォーカルもフィーチャーし、新機軸を打ち出している。IACでは2018年の中南米ツアー音源を5枚組でボックス・セット化した『Panamerica〈パンアメリカ〉』や、初日のみでキャンセルとなった幻の日本ツアーを収録した『Live In Japan 2020〈ライヴ・イン・ジャパン2020~終焉〉』、2022年発表の最新スタジオEP作品『Tentacles〈テンタクルズ〉』、そして『Tentacles〈テンタクルズ〉』リリースに伴い行われた来日公演を収録したライヴ・アルバム『Umeda〈ライヴ・イン・ジャパン2022〉』など多数の作品をIACでは輸入盤国内仕様でリリース。