エンタテインメント事業
PORCUPINE TREE
スティーヴン・ウィルソンがティム・ボウネスとのデュオ・ユニットであるノー・マンと並行して、1987年に幼馴染のマルコム・ストックスと一緒に本人曰く「気晴らしの冗談として」ポーキュパイン・ツリーという架空の70年代のバンドの詳細な物語を作り上げ、またそれに合わせて本当らしく曲を制作したのが事の始まりだった。そして彼自身で一連のカセット・テープ作品をポーキュパイン・ツリー名義で制作。1990年にスティーヴン・ウィルソンはデレリアム・レーベルと契約し、2本のカセット・テープ版アルバム『Tarquin's Seaweed Farm〈タークウィンズ・シーウィード・ファーム〉』と『The Nostalgia Factory〈ザ・ノスタルジア・ファクトリー〉』の再リリースが行われた後、1992年にその中からの選曲で制作されたのが現実のバンドとしてのポーキュパイン・ツリーのデビュー作『On The Sunday Of Life...〈オン・ザ・サンデイ・オブ・ライフ~人生の休日にて〉』だった。なお、そこに収録されなかったその他のカセット・テープ作品はコンピレーション・アルバム『Yellow Hedgerow Dreamscape〈イエロー・ヘッジロウ・ドリームスケープ〉』として1994年にリリースされている。その後ヒット作をリリースし続け、プログレッシヴ・ロックの再興を牽引するが、2010年のツアーの後、現在に至るまでバンドとしては休止状態であり、スティーヴン・ウィルソンはソロとしての活動に移行している。IAC MUSIC JAPANでは『On The Sunday Of life〈オン・ザ・サンデー・オブ・ライフ〉』(1992)、『Up The Downstair〈アップ・ザ・ダウンステアー〉』(1993)、『The Sky Moves Sideways〈ザ・スカイ・ムーヴズ・サイドウェイズ〉』(1995)、『Coma Divine〈ライヴ1997〉(1997)、『Signify〈シグニファイ〉』(1996)、『Stupid Dream〈ステューピッド・ドリーム〉』(1999)、『Voyage 34〈ヴォヤージ34〉』(2000)、『Lightbulb Sun〈ライトバルブ・サン〉』(2000)、『In Absentia〈イン・アブセンティア〉』(2002)、『Fear Of A Blank Planet〈フィアー・オブ・ア・ブランク・プラネット〉』(2007)、『The Incident〈ジ・インシデント〉』(2009)、『Octane Twisted〈オクタン・トゥイステッド~ジ・インシデント・コンサート2010〉』(2012)、『Deadwing〈デッドウイング〉』(2005)、『Arriving Somewhere...〈アライヴィング・サムホエア~ライヴ2005〉』(2005)、『Anesthetise〈アネスサタイズ~ライヴ2008〉』(2008)をリリース。