エンタテインメント事業

CANDLEMASS

CANDLEMASS

キャンドルマスは1984年に誕生し、スウェーデンのドゥーム・メタルの先駆者にして重鎮と目されている。その歴史は1994年の解散と1997年の再結成、また2002年に再度解散しつつ2004年の再結成を経て、その誕生から数えれば今年で37年になる。1986年のファースト・アルバム『Epicus Doomicus Metallicus〈エピカス・ドゥーミカス・メタリカス〉』からドゥーム・メタルというサブジャンルを世に生み出した彼らは地元スウェーデンでは2004年にスウェディッシュ・グラミー賞を受賞し、また2013年には「スウェーデンで最も偉大なHR/HMバンド」に選出されている。多様性に富んだメタル・シーンを擁しているスウェーデンのメタル・シーンの中で「最も偉大」と称されることは非常に意義深く、名誉のある事だ。キャンドルマスの曲は異端の魔術や悪魔的な存在をテーマにしたものが多いが、それはまたキリスト教的な教義との対比によって、善と悪、聖と俗、正統と異端などといった形で際立たせられるものだ。バンド名の背後にはキリスト教の祝日とそれにまつわるケルト人が信仰していた「ドルイド教」と呼ばれる異教やその他土着の民間風習などがあり、それがキャンドルマスの世界観に影響している。キャンドルマスはこれまでに2016年のラウドパークで来日しており、また2019年リリースの『The Door To Doom〈ザ・ドア・トゥ・ドゥーム〉』に至るまでの12枚のスタジオ・アルバムの多くが日本盤として国内発売されている。その他、7枚のライヴ・アルバム、4枚のDVD、ボックスセットを含む8作以上のコンピレーションもリリースされている。IACではライヴ・アルバムとしては8枚目、またDVDとしては5枚目にあたる『Green Valley Live〈グリーン・ヴァレー~ライヴ2020〉』をCD/DVDセットとしてリリースしている。