エンタテインメント事業
BRYAN FERRY
1945年9月26日にイギリスの北東部に生まれたブライアン・フェリーは、公立校で陶芸を教える教職に就き、画家としても活動した後、1970年にロキシー・ミュージックを結成。ブライアン・フェリーの持つたぐいまれな美的センスでアート・ロックでありつつもひたすらポップでクールな曲の数々を生み出し、世界中に多くのファンを獲得し、また80年代のデュラン・デュランやジャパンなどの人気アーティストに影響を与えた。またロキシー・ミュージックと並行してソロ・アルバムも制作し、『These Foolish Things〈愚かなり、わが恋〉』(1973)、『Another Time, Another Place〈アナザー・タイム・アナザー・プレイス(いつかどこかで)〉』(1974)、『Let's Stick Together〈レッツ・スティック・トゥゲザー〉』(1976)、『In Your Mind〈イン・ユア・マインド(あなたの心に)〉』(1977)、『The Bride Stripped Bare〈ベールをぬいだ花嫁〉』(1978)といった作品をコンスタントにリリース、ロキシー・ミュージックとは別のテイストでファンを魅了した。ロキシー・ミュージックは1982年の『Avalon〈アヴァロン〉』を最後に解散したが、ブライアン・フェリーはソロ・アーティストとして『Boys And Girls〈ボーイズ・アンド・ガールズ〉』(1985)や『Bête Noire〈ベイト・ノワール〉』(1987)で一世を風靡する。その後も『Taxi〈タクシー〉』(1993)、『Mamouna〈マムーナ〉』(1994)、『As Time Goes By〈アズ・タイム・ゴーズ・バイ - 時の過ぎゆくままに〉』(1999)、『Frantic〈フランティック〉』(2002)、『Dylanesque〈ディラネスク〉』(2007)、『Olympia〈オリンピア〉』(2010)、『The Jazz Age〈ザ・ジャズ・エイジ〉』 (2012)、『Avonmore〈アヴォンモア〉』(2014)といった作品で表現の幅を広げつつ高い評価を受け続けている。なお、その文化的功績を認められたブライアン・フェリーは大英帝国勲章を受章し、大英帝国騎士団の司令官という地位に叙せられている。IACでは彼の1974年のロイヤル・アルバート・ホールでの公演を収録した『Live at the Royal Albert Hall 1974〈ライヴ~ロイヤル・アルバート・ホール1974〉』、2015年のコンサート作品『Live2015〈ライヴ・イン・ヨーロッパ2015〉』、2020年のロックダウン直前の公演を収録した『Royal Albert Hall 2020〈ライヴ~ロイヤル・アルバート・ホール2020〉』、そして幻のアルバム『Horoscope』に1994年作『Mamouna』、レア音源を追加した3CDボックス・セット『Mamouna/Horoscope〈マムーナ/ホロスコープ(デラックス・エディション)〉』を数量限定でリリース。