エンタテインメント事業

IT BITES

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イット・バイツは1980年代の初めごろにイングランドの最北に位置するカンブリア郡のエグルモントという町で、ギタリスト兼ヴォーカリストのフランシス・ダナリーを中心に、同級生だったドラマーのボブ・ダルトンとベーシストのディック・ノーラン、そして後に近隣のマイアハウスという町出身のジョン・ベックが加わって結成された。同地でクラブを回って人気を得た彼らだったが、その後しばらくして一旦解散、フランシスはロンドンに転居し、その後バンド仲間を呼び寄せてバンドを再結成し、失業保険で暮らしながら曲作りに励む日々を送る。やがて1984年にヴァージン・レコードと契約を交わし、1986年にデビュー・アルバム『The Big Lad In The Windmill』をリリースし、先行して発売されたシングル曲「Calling All The Heroes〈コーリング・オール・ザア・ヒーローズ〉」のヒットで人気バンドの仲間入りを果たした。ロック雑誌などが「歌えばピーター・ガブリエル、ギターを弾けばアラン・ホールズワース」と称賛したフランシスのミュージシャンとしての腕前は注目を集め、当時日本の音楽雑誌にも多く取り上げられていた。1988年にセカンドの『Once Around The World』、翌年3枚目となる『Eat Me In St. Louis』をリリースした後の1989年に初来日を行うが、その翌年フランシスが音楽性の違いを理由に脱退し、バンドは事実上の解散を迎えた。バンドは解散後の1991年にライヴ・アルバム『Thankyou And Goodnight』をリリースし、そして長く沈黙が続いた後の2006年に、アリーナ、キノ、フロストといったバンドで活動したジョン・ミッチェルを入れて再結成し、またベーシストがディック・ノーランからリー・ポメロイに交代して2008年に『The Tall Ships』、2012年に『Map Of The Past』 をリリース、また2009年には20年ぶりの再来日も果たして翌年にその音源を『This Is Japan』としてリリースしている。
IACでは、本国イギリスで2018年にリリースされたフランシス・ダナリー在籍時代の3枚のアルバムのリリース時にそれぞれロンドンで行われた3つのコンサートの模様を完全収録した5枚組に1989年の初来日公演の東京郵便貯金ホール(現在のメルパルク東京ホール)での初日のライヴを完全収録したボーナス・ディスクが追加された特別限定版である『Live In London』をリリース。

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